養蜂家・山口 朝 プロフィール

東京・西荻窪の一角でミツバチを飼っています。
もともと郊外の山の中で養蜂を始めました。

住まいがある西荻窪でもできるのではないかと、試しに巣箱を置かせてもらったところ想像を超えるおいしいハチミツが採れたことに驚き感動し、2016年から本格的に西荻窪でもミツバチを飼うようになりました。

周囲は住宅密集地ですが近くには都立公園や大学、神社があり、ミツバチたちは残された緑地帯の木々の花の蜜をていねいに集めてハチミツの絶妙な味を紡ぎます。
私はミツバチの仕事に沿って、採れたハチミツをそのまま時季ごとに瓶詰めしています。

ミツバチは花に蜜をもらい助けられていますが、ミツバチも花の受粉を助け、植物やさらに他の生き物の命のつながりを支えています。太陽と水と風と、さまざまな動植物たち―――。都市に息づく小さな自然の、目には見えない大きな循環のなかから生み出されたハチミツです。ぜひ一度、お召し上がりください。

 

森を守る蜂の話 店主 山口 朝

1965年 長崎県長崎市生まれ
森を守る蜂の話 店主養蜂文化情報ネットワーク 代表
  • 2005年   東京・御岳山を散策中、樹木に営巣しているニホンミツバチに出会ったことがきっかけでミツバチに興味を抱く。
  • 2011年   滞在先のサンフランシスコでオーガニック養蜂の講習会や伝統的な養蜂を見学。ミツバチを飼育することを本気で考えるようになる。
    in Hayes Valley,San Francisco
    Basketry Garden of Marin Art & Garden Center
  • 2013年   関東の養蜂場にて修業。
    photo by Tomohiro UEGAKI
  • 2014年3月  イタリアで開催された「第3回・有機養蜂国際会議」に参加。
    ApiOrganica Symposium 2014 in Castel San Pietro Terme,Bologna
  • 2014年4月  東京・高尾でセイヨウミツバチの飼育を始める。また、養蜂について調査、研究を行う団体「養蜂文化情報ネットワーク」を有志とともに設立。勉強会や公開講座を始める。
  • 2016年1月  東京・西荻窪でセイヨウミツバチの飼育を始め現在にいたる。
  • 2018年     地元のニホンミツバチ分蜂群を保護する活動「杉並の日本みつばちを守ろう!」を始める。また、養蜂園内にビーハウス(ハナバチの産卵箱)を設置するなど、地域に先住する虫たち、ハナバチの生存を脅かさない都市養蜂を模索中。
  • email:yamaguchitom@gmail.com

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